THREE FRAMES準備の目次 ↓

EXHIBITION NOTEBOOK

壁に飾る、その前に。

紙を選ぶ。額に収める。会場で位置を決める。
写真展の準備を、一つずつ確かめていきましょう。

01

紙の候補を絞り、試し刷りから展示用の一枚を決める。

用紙とプリント

画面で選んだ写真を、どんな一枚に仕上げたいか。大きさ、紙の表面、額との組み合わせを、実物で確かめながら決めていきます。

まず、展示する大きさを決める。

展示の割当幅と、並べたい作品数を確認します。ThreeFramesで配置を試したら、写真そのものの大きさと、額を含めた外寸を分けて控えておきましょう。

プリント用紙と写真の縦横比が異なる場合は、余白を残すか、画像の一部を切り取るかを決めます。入稿前に仕上がりの範囲を確認すると、意図しない切れ方を防げます。

  • 画像の縦横比と向き
  • 希望する画像寸法と用紙寸法
  • 余白を残す範囲
  • 額装後に見える範囲

紙を並べて、違いを言葉にする。

候補の紙を実際に見て、表面のつや、白さ、厚さ、手触りを比べます。「落ち着いて見せたい」「細部を近くで見てほしい」など、写真をどう見せたいかを書いてから選ぶと、判断を振り返りやすくなります。

紙の名称や分類だけで仕上がりを決め付けず、同じ画像を使った出力見本で確かめましょう。紙見本だけでは印刷後の状態まで分からないため、試し刷りを依頼できるかも確認します。

本番の前に、一枚を確かめる。

試し刷りでは、肌や空など気になる部分、暗部の細部、余白、全体の印象を確認します。小さい見本で比較したあと、大きく出力する作品は本番サイズで確かめたい部分を相談しておきましょう。

額や表面材を使う場合は、それらを重ねた状態でも確認します。会場で見る距離や照明を想定し、近づいたときと離れたときの両方から見比べます。

  • 紙名と出力方法を記録する
  • 確認に使った画像データを残す
  • 修正した点と採用理由を記録する
  • 本番注文に同じ条件を伝える

自分で刷るか、依頼するか。

自宅で出力する場合は、使いたい用紙のサイズ・厚さ・給紙方法がプリンタに対応しているか、メーカーの仕様で確認します。プリンタ選びは展示サイズだけでなく、試し刷りを含む枚数や、今後も使う頻度と合わせて考えます。

ラボへ依頼する場合は、希望の紙とサイズ、入稿データの条件、試し刷りの方法を先に相談します。どちらを選んでも、本番までに確認と修正の時間を取っておきましょう。

02

欲しい仕上がりと依頼範囲を整理して、プリントの相談へ。

ラボ選び

プリントだけを頼むのか、パネル加工や額装まで頼むのか。必要な仕上がりから依頼範囲を決めると、ラボへ伝えることが明確になります。

依頼したい範囲をまとめる。

作品数、希望サイズ、用紙の候補、仕上げ方、会場への搬入日を一つのメモにまとめます。まだ決まっていない項目も、相談したいこととして分けておきましょう。

  • プリントのみ/パネル加工/額装
  • 作品ごとのサイズと枚数
  • 用紙・表面仕上げの候補
  • 試し刷りや色校正の希望
  • 受取方法と希望日

同じ条件で比べる。

対応するサイズと用紙を確認したうえで、試し刷り、入稿相談、加工、梱包、受取方法を比べます。見積もりでは、プリント代のほかに必要な加工費や送料が含まれているかを確認します。

受付日と発送日、手元に届く日は別です。注文内容の確定や試し刷りの確認が必要な場合は、その時間も含めて相談しましょう。サービス内容と納期は、注文時の案内を確認します。

入稿条件をそろえる。

ファイル形式、画像サイズ、色の扱い、余白や裁ち落としの指定は、依頼先の入稿案内に合わせます。別のラボで使った設定を、そのまま正解として流用しないようにします。

ファイル名と作品番号を対応させ、各ファイルの仕上がり寸法と枚数を一覧にします。画像の補正を依頼するか、入稿データのまま出力するかも、注文前に認識を合わせておきましょう。

受け取りから搬入までを残す。

受け取ったら、作品番号、枚数、サイズ、仕上がりを注文内容と照合します。気になる点があれば、設営前に依頼先へ確認できる日程にしておきましょう。

搬入と返送の方法、再制作が必要になった場合の相談先も控えておくと、共同展示の担当者へ引き継ぎやすくなります。

03

写真の寸法と、額が壁に占める寸法を分けて考える。

額装とサイズ

写真をどれだけ見せるかと、壁をどれだけ使うか。画像、用紙、マット、額の寸法を分けると、プリントの注文と会場の配置をつなげられます。

五つの寸法を分けて控える。

画像の寸法は印刷する写真の範囲、用紙の寸法は余白を含む紙全体です。マットを使う場合は、写真が見える窓の寸法も確認します。額の内寸と外寸は用途が異なり、壁面の配置には外寸が必要です。

  • 画像寸法:写真を印刷する範囲
  • 用紙寸法:余白を含む紙全体
  • マット窓寸法:写真が見える範囲
  • 額内寸:収納できる寸法を製品仕様で確認
  • 額外寸:壁に占める幅と高さ

規格名から、現物の外寸へ。

同じ用紙規格に対応した額でも、外寸は製品によって異なります。額を決めたら、製品仕様または現物で確認した幅と高さを、展示の配置へ入力します。

ThreeFramesの簡易プリント壁には、額やマットを仮想寸法で表すモデルがあります。その表示を現物寸法として注文や設営に使わず、実際に使う額の値へ置き換えて確認してください。

割当幅に、額と余白を収める。

一列に並べる場合は、額外寸の幅を合計し、作品間の距離と左右の余白を加えます。複数人の展示では、自分の区画内だけでなく、隣の作品との距離も確認しましょう。

高さは、床から額の中心までの距離と、額の上下端の位置を分けて確認します。見に来る人や作品の大きさ、会場条件に合わせて決めるため、一つの中心高をすべての展示へ当てはめる必要はありません。

中心高と、取付位置を分ける。

配置図の中心高だけでは、壁へ取り付ける位置は決まりません。額の吊り金具位置、ワイヤーなどの取付方法、会場で使える金具を確認し、設営用の位置を決めます。

04

割当区画と配置図を確認し、測る・そろえる・扱う道具を準備する。

設営手順と道具

必要な道具は、会場と取付方法によって変わります。図面を壁へ移す手順を先に考え、当日使うものを用途ごとにまとめましょう。

会場で使える方法を確認する。

壁へ直接取り付けられるか、展示レールを使うか、会場指定の金具があるかを確認します。固定具や粘着材は、作品・額・壁面の条件に合うものを選び、使用方法は会場と製品の案内に合わせます。

  • 設営・撤収できる日時
  • 担当する区画と隣の参加者
  • 使用できる取付方法と金具
  • 会場で借りられる道具
  • 梱包材の保管場所と撤収方法

基準を決めて、位置を測る。

作品番号と配置図を照合し、壁のどこを基準に測るかを決めます。額外寸、作品間隔、中心高を確認し、必要な取付位置を求めます。

距離を測るメジャー、水平を確認する水平器など、作業に合う道具を準備します。広い範囲へ基準を共有する必要がある場合は、水糸やレーザー墨出し器を使う方法も検討し、会場で使用できるかを確かめます。

作品を置く場所も準備する。

梱包を開く場所と、作品を一時的に置く清潔な作業面を確保します。手袋などの扱い方は作品素材や仕上げに合わせて確認し、必要なものを用意します。作品番号が分かるようにすると、共同作業でも配置を確認しやすくなります。

  • 作品素材に適した手袋などの取り扱い用品
  • 清潔な作業面と保護材
  • 作品番号と梱包の対応メモ
  • 指定の取付金具と、それに必要な工具

離れて見て、最後に記録する。

取り付けたあとに、水平、作品の順番、間隔、キャプションとの対応を確認します。近くで見るだけでなく、入口や通路から見た状態も確かめましょう。

当日に位置を調整した場合は、配置図へ変更点を残します。共同展示では担当者にも共有し、終了後の撤収や、次回の展示を考える資料にします。