はじめに:噂の新店舗に足を運んでみた
小伝馬町駅から徒歩約2分という好立地に、2023年6月にオープンした「拉麺 はま家」。 仙台から東京へと移り住んだこの名店の存在を、ラーメン好きの友人から聞いていたんです。
「蛤出汁のラーメンが絶品らしい」 「しそ塩そばが話題になってる」 「チャーシューが4時間調理で絶品」
そんな情報を聞けば、行かずにはいられません。 平日の午後、少し遅めのランチタイムを狙って、ついに念願の初訪問を果たしました。
店構えは落ち着いた雰囲気で、まさに職人が腕を振るうラーメン店といった佇まい。 扉を開けた瞬間から、貝出汁の上品な香りが鼻をくすぐります。
カウンターに座ると、店主が丁寧に一杯ずつ作り上げている姿が見えます。 その手際の良さと、素材への真摯な向き合い方に、期待値がさらに高まっていきました。
絶品体験:料亭級の蛤出汁に震える味わい
メニューを見て、まず目に飛び込んできたのが「特製ゆず塩そば」。 蛤出汁をベースにした塩ラーメンというコンセプトに心が躍ります。
そして運ばれてきた一杯を見た瞬間、その美しさに言葉を失いました。 透明感のあるスープの表面には、柚子の香りがふわりと漂い、まるで料亭で出されるお吸い物のような上品さです。
最初の一口を味わった時の感動は、今でも忘れません。 蛤と牡蠣、浅利を使用したスープの旨味が口の中に広がり、その深い味わいに思わず「うまい!」と声が漏れてしまいました。
特筆すべきは、筍の希少部位である姫川を使った湯葉筍。 白トリュフオイルで香り付けされているため、スープに入れた瞬間にフワッと香りが立ち上がります。 これがスープの味をより一層引き立て、まさに料亭が出したかと思うほどの完成度でした。
風車豚のチャーシューは、4時間もの時間をかけて調理されているだけあって、箸で切れるほどの柔らかさ。 口の中でほろりと崩れる食感と、豚肉の旨味がスープと絡み合って絶妙なハーモニーを奏でます。
麺は細ストレートで、この上品なスープとの相性は抜群。 スルスルと喉を通る心地よさがあり、最後まで飽きることなく楽しめました。
替え玉の楽しみ:サイコロチャーシューの嬉しいサプライズ
一杯を完食した後、店主に替え玉をお願いしました。 すると、なんと今度はサイコロ状にカットされたチャーシューが付いてくるんです。
これは嬉しいサプライズでした。 最初のチャーシューとは違った食感と味わいで、替え玉の楽しみがぐっと増します。 一つ一つの具材の味が際立っていて、どれも本当に美味しい。
スープを最後まで堪能しながら、店主のこだわりと技術力の高さを改めて実感しました。 蛤出汁の繊細な味わいを損なうことなく、それぞれの具材が主張しつつも調和している。 これこそが、真のラーメン職人の仕事だと感じた瞬間でした。
しそ塩そばも気になっていたのですが、今回は満腹になってしまったため次回のお楽しみに。 口コミでも「紫蘇ペーストを混ぜていくと紫蘇の風味が爽やかで美味い」との声が多数上がっており、こちらも絶対に試してみたい一品です。
まとめ:また必ず行きたくなる至高の一杯
「拉麺 はま家」での体験は、まさにラーメンの概念を覆されるものでした。 料亭で出されるような上品な蛤出汁のスープ、白トリュフオイルで香り付けされた湯葉筍、4時間調理の絶品チャーシュー。
どれを取っても完成度が高く、一つ一つの具材が主役級の存在感を放っています。 特に蛤と牡蠣、浅利を使用したスープの深い旨味は、一度味わったら忘れられない至高の味わいです。
仙台から東京へと移り、さらに小伝馬町で独立店舗としてオープンした「拉麺 はま家」。 その歩みの中で培われた技術と情熱が、この一杯に込められているのを強く感じました。
ラーメン激戦区の東京で、これだけの完成度を誇る一杯を提供し続ける店主の姿勢には、心から敬服します。 価格は1,000円からとリーズナブルで、この品質を考えれば破格と言っても過言ではありません。
小伝馬町を訪れる機会があれば、ぜひ「拉麺 はま家」で至高の蛤出汁ラーメンを体験してみてください。 きっと、あなたも私と同じように感動することでしょう。 次回は必ずしそ塩そばも試してみたいと思います。
営業時間は昼と夜の2部制になっており、混雑を避けたい場合は14時30分過ぎか17時の開店直後がおすすめです。 人気店だけあって行列ができることも多いですが、その価値は十分にある至高の一杯が待っています。
店舗アクセス情報
店名: 拉麺 はま家(らーめん はまや)
住所: 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町8-5
最寄り駅: 東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅 1番出口から徒歩約2分
営業時間: 11:30〜15:00(昼の部)/ 17:00〜21:00(夜の部)
定休日: 不定休
URL: Instagram @ramen_hamaya